「にんにく」の成分

「にんにく」100g中の栄養素

アリイン:394mg、ナトリウム:9mg、カリウム:530mg、マグネシウム:25mg、カルシウム:14mg、鉄:0.8mg 、亜鉛:0.7mg 、ビタミンB1:0.19mg、ビタミンB6:1.5mg、ビタミンC:10mg、水溶性食物繊維:3.7g、不溶性食物繊維:2.0g

 

アミノ酸は、イソロイシン:105mg 、バリン:182mg、ロイシン:182mg、ヒスチジン:96mg 、リジン:211mg 、アルギニン:950mg、メチオニン:49mg、アラニン:153mg 、シスチン:72mg、アスパラギン酸:451mg 、フェニルアラニン:134mg、グルタミン酸:691mg 、チロシン:124mg、グリシン:134mg、スレオニン:134mg、プロリン :134mg 、トリプトファン:67mg、セリン:144mg
(出典:五訂日本食品標準成分表)(香川県産業技術センタ−食品中の健康機能性成分の分析法マニュアル)

 

アリインとアリナーゼ

生の「にんにく」には非タンパク性の含硫アミノ酸であるアリインが含まれています。この状態ではまだ無臭ですが、すったり、切ったり、かじったり、潰したりすることで細胞が壊れると、分解酵素アリナーゼと反応してアリインがアリシンとなり独特の刺激臭を発します。分解酵素アリナーゼは「にんにく」自身が草食動物から守るために含まれています。

 

アリシンについて

「にんにく」の細胞が壊れることで、もともと含まれているアリイン分解酵素アリナーゼと反応し、アリシンに変化します。強い臭いを発するイオウ化合物の1つで、発がんの抑制が期待されている強力な抗酸化作用や、血液の流れを良くしたり、強力な抗菌、殺菌力があるなど高い健康効果が期待されています。

 

アリチナミンについて

アリチナミンは「にんにく」の有効成分であるアリシンとビタミンB1が結びついて作られる物質。ビタミンB1はエネルギーを作り出すためには欠かせない栄養素ですが、水溶性ビタミンであり熱にも弱くとてもデリケートな性質のため、食品からも摂ろうとしても3分の1以上失われてしまうのです。

 

このようにエネルギーを作るために重要なビタミンB1と、アリシンが結びつくことでアリチナミンという物質になり、ビタミンB1の吸収率がグーンと高まります。そのため疲労回復などに「にんにく」が良いと言われているのです。

 

イオウ化合物について

「にんにく」に含まれているアリインがアリナーゼと反応を起こしてアリシンになります。しかしアリシンはとても不安定でデリケートなため、酸化や加熱などによってイオウ化合物に変化していきます。もともとアリシンもイオウ化合物の1つです。

 

他にもアホエン、ジアリルスルフィド、ジアリルジスルフィド、ジアリルトリスルフィド、ジアリルテトラスルフィド、ジアリルペンタスルフィド、ジアリルヘキサスルフィド、ジアリルヘプタスルフィド、アホエン、S-アリルシステイン、S-メチルシステイン、S-プロピルシステイン、S-アリルメルカプトシステイン、メチルスルホキシド、N-アセチルS-アリルシステイン、γ-グルタミルS-アリルシステイン、γ-グルタミルS-メチルシステイン、γ-グルタミルS-プロピルシステインなど強力な抗酸化作用、抗菌力、殺菌力、抗癌作用、血小板凝集作用など、さまざまな特徴を持った物質が含まれています。

 

オイルによって変化するアホエンは、抗癌作用に注目されていたり、メチルアリルトリスルフィドは血小板凝血抑制作用が注目されるなど、それぞれいろいろな特徴のある効能を持っているのです。